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社会福祉法人 京都身体障害者福祉センター 

ipad講習会


      

 平成26年10月8日、今年春に導入したipadを利用者様に、有意義に使いこなして頂く為に、職員を対象に、勉強会を行いました。当初は、7月10日に行う予定でしたが、台風の影響で講習会が中止となり、本日の講習会となった次第です。
講師には、特定非営利活動法人 支援機器普及促進協会(ATDS)の理事長 高松 崇 先生をお迎えし、約2時間のご講義を頂きました。
 
  演習では、実際にipadを使って、ipadのさまざまな機能について知ることができました。
中でも印象に残ったものが、3Dバーチャル体験ができる機能で、専用ソフトとipadのカメラ機能を使用することで、平面上にあるイラストが浮き上がってくるというモノ。しかも、その浮き上がったイラストが画面の中で動くのです!これには、参加した職員も、驚きを隠せません。会場内のあちらこちらで、「わぁー」とか、「おおっ!」と言う声が聴かれ、しばし童心に返ったような気分になりました。

さて、ここからが本題なのですが、ipadを導入した経緯は、利用者様のリハビリテーションや、創造性を高めるなど、障がい特性に併せて使用することを目的として導入しましたが、ipadの魅力はその障がい特性について、各種設定が行えるという点です。
講義では、その設定方法についての説明がありました。設定方法は、ipadの設定画面からアクセシビリティを選択し、その方の障がい特性に併せた設定を行うことで、より使いやすくできるのが、ipad最大の魅力だということを知りました。

 講習を終えて、次の日より、早速学んだ知識を現場で活かすため、ipadを持ち出しました。
ここで、以前から『本が読みたい』と、言われていた四肢麻痺の利用者様に、電子書籍をインストールしたipadと、ipadタッチャー、それから、息を吹きかけるとスイッチが入る”ブレススイッチ”を用意し、ipadに繋げました。そしてipad本体の設定を、昨日学んだ通りに設定して、いざ使用。結果は見事、ブレススイッチに息を吹きかけるとページがめくれました。

この様子は画面右の動画にあります。
 

今回の講習を通じて、ipadの秘められた性能に、改めて感激しました。高額となる福祉機器を購入しなくても、ipad1台で安価に、しかも簡単に行える点は、非常に利用価値があるものだと思いました。これを期に是非とも、ご家庭でも購入をご検討されてみてはいかがでしょうか?


 ipadについてはこちらをご覧下さい(外部にリンクします)



                                            



 
                                        

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【3Dバーチャル体験の動画】



【手を使わずにipadを使用する動画】