約1時間30分の講義も終盤を迎え、最後に質疑応答の時間となりました。
会場からは、幾つかの質問が出ましたが、加藤先生より、分かりやすく丁
寧にお答え頂きました。
そして我々職員も、地域の方々と共に障がいのある人、また自分自身の認
知機能について理解を深められ、大変有意義な時間を共有することができ
ました。

最後に、事前にお配りしていたアンケート用紙に各々の想いを記入して頂き、
盛況のうちに学習会が終了しました。

新 着 情 報
絆

《講師》

京都大学 医学部         
かとう としひろ
人間健康科学科 准教授    
加藤 寿宏 先生
作業療法士


【略歴】                     【所属団体】
・1986年 4月〜1989年9月         ・日本作業療法士協会
  愛知県立第一青い鳥学園       ・認定作業療法士機関紙編集委員会
・1989年12月〜2006年3月          ・京都府作業療法士会副会長
  京都大学医療技術短期大学部    ・World Federation of
・2003年10月〜現在               Occupational Therapists member
  京都大学医学部人間健康科学科   ・日本感覚統合学会
                          (認定セラピスト,理事)
                          ・日本LD学会会員(特別支援教育士SV)
                          ・認知神経科学会


【機関紙を見て活動内容について質問される】

【デイルームで福祉機器等を展示】

● 白いシャツを着たチームは、何回、パス
   をしたでしょうか?

● 文字ではなく、枠内に書かれた漢字の色を言って下さい。例えば、一番
   左端の上段は、『赤』となっていますが、文字の色は青なので、『青』と言
   います。

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今年度の福祉の絆づくり事業では、『みんなで支える地域づくり』と、題して、
認知機能を学習することで、地域で暮らしている知的障がい、精神障がい、
認知症の方々への理解を深め、お互い、住よい地域づくりを目指すことを
テーマに実施しました。講師には、京都大学医学部 人間健康科学科准教
授で作業療法士の 加藤 寿宏 先生にお越し頂き、認知機能についての
講義を行って頂きました。
当日は朝からたくさんの地域の方々にお越し頂き、会場は立ち見が出る程
の盛況ぶりで、急遽、パイプ椅子を並べる場面もありました。



づくり事業
福祉の
Let's Try
     
   
   
 赤  
         
〜 認知機能について 〜
認知テスト
みんなで支える地域づくり

【受付用紙に記入する地域の方】

文字ではなく色を大きな声で言いましょう。

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週間予定
活動場面
施設概要
施設概要
施設概要
施設概要

学習会終了後には、広く地域の方々に伏見障害者
デイサービスセンターを知って頂く事を目的に施設
を開放しました。見学に参加頂いた方には、日頃の
活動内容や福祉機器等について大変興味深く、関
心を持って頂く事が出来たように思います。

今回、このような学習会を催し、ご参加頂きました地
域の方をはじめ、関係者の皆様にも厚く御礼を申し
上げます。これからも地域に根ざした施設として様々
な事業を企画していきたいと思いますので、皆様の
温かいご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上
げます。

【質疑応答に答えられる加藤先生】

午前10時、当センター職員の挨拶をかわきりに、
加藤先生による認知機能についての講演が始ま
りました。
認知機能とは、脳の前頭葉部にあり、人間らしい
活動を掌る機能を担っています。その部分が何ら
かの原因で機能しなくなると、人間の行動にどの
ような変化が現れるのかを様々な実験映像や簡
易テストなどを用いて解説して頂きました。
講演はわかりやすく、時には面白くご講演頂き、
参加された方々も、楽しみながらも真剣にお話を
聴いておられました。

 社会福祉法人 京都身体障害者福祉センター